―宿直室―
[ハルエがうずくまり泣き出す様子に]
宮町さん、大丈夫だよ、ボクがいるから。
[そっと背中をなでながら、やさしく声をかける。ボクの根拠のないそんな言葉で安心できるかはわからないけどもね?
廊下の向こうからくる人影に、彼女が視線を向けるようには見えたけど、ボクの位置からは睨む風だったのはわからなかった]
一之瀬さん、百乃喜さん。話、聞いてきたんだね?
[わずかに目を伏せるようにして、それから自分の影に隠れて発するハルエの言葉、
宿直室のほうでは、アズマが何かを学長に言っている姿も見える]
そうだね、はじまってしまったのだとしたら。
ボク達は、探す必要があるのだろうね。
[出る方法とも、人狼とも、主催者とも、何を探すべきなのか口にはせず]