同じ目を持つから、そうならないといいって……そんな事願いながら言ってたのかもな。[アーベルの言うように覚悟の面もあったのかもしれない。けれど祖父が同じ目を持つ孫を思わぬはずもないと思える。ぽつりと己の考えを述べ]俺は――…お前の目が負の連鎖を止めたんだと思うよ。……獣の、衝動を止めたんだ。目のせいで人殺しになったわけじゃない。お前の選んだ道を、俺が受け入れただけだ。[気にするな、と言っても頷かぬだろうからぽつりぽつりと己の認識を言葉にして伝えた]