―談話室―[聖堂から流れ聞こえる円舞曲>>231は老尼僧が嬉しそうに聴いていたもの。思い出に残る彼女の笑みが過ぎり、へなりと眉がハの字になる。] ――…、顔洗ってくる。[誰に言うでもなくささやかな呟きを残して女は浴室へと向かった。]