そうだな。…少し、いいか?[視線は自然と、下にさがった。年下の幼馴染、ミリィにもエーリッヒやユリアン同様、妹分のようにしてかつてを過ごした。他の二人よりも女の子である分だけ、ミリィとは近しかったとも言っていい。12年前を境にして、次第に行き来は薄れたけれど、未だ特別な思いは彼女にもある]