[半分ほどまで中身の減ったコップを脇に置いて今度はふぅふぅと冷ましながらハーブティーを頂く。いつも教会や孤児院で飲むお茶で火傷しなくなったのはライヒアルトの御蔭だったことを今更のように知りやさしいおとうとの心遣いにも胸があたたかになるようだった。髪飾りの話題>>250にはきょとりと瞬きをして]え、……え、と。[真珠とか何だか大層な単語が聞こえた気がする。おろりとするもライヒアルトの視線に気付けばこくんと頷き微笑んで、自分は大丈夫だと示してみせる]