―会議室―
>>247
[簡単にではあるが、事情の説明を受けた。ようやく自分が此処にいる事態の重要さが少しは飲み込めたらしい。]
ちょっと待ってくれ。
……投票で? 処刑する人物を決める?
嘘だろう。そんな時代錯誤も甚だしい……。
いや、もちろん俺だって人狼の話は知っているさ。
だけどあれは御伽噺だろう。
……それとも、それが御伽噺でないという証拠でもつかめたということか? そして何で俺たちなんだ? 何がどうひっかかっているんだ……。
[一人ぶつぶつと呟いている。クッキーを差し出されて、満面の笑みを浮かべた。だが、どこかぎこちなく見えるのは気のせいだろうか。]
そうだな、親父に怒られっちまうのは良くない。
この芋は美味いけど、クッキーも美味いし。独り占めは良くない。少なくとも親父ならそう言うよな。それに、今は少し……食欲がないんだ。
[焼き芋を二つ腹の中に片付けると、クッキーを10個ほど口の中に放り込んだ。先ほどから黙っている女(カミーラ)の前に焼き芋を一つ置く。]