[約束を破っちまったという言葉>>257には小さな笑いを零した]
大丈夫ですよ。
父上は、日頃から『約束というものは、破る為にするものだ』なんて公言して憚らない人ですから。
[それでも、母や自分との約束を破った事は――父にはどうにもできない事以外には――なかったけれど。
花の意味が直ぐに理解された事については、別に何も感じなかった。
今のこの状況で花の形をした痣を見せれば、ユーディットのような御伽噺としても『幻燈歌』を知らない者以外には、意味が伝わるだろうと思っている]
はい。ありがとうございます。
ところで、普段から伯父上って呼んでも良いですか?
[何があっても味方だ>>258と言われ、頭を撫でられれば、嬉しそうに笑った。
ここ数年は、父にも撫でられた事が無かったので、誰かに頭を撫でられるなどあまり無かった。
もっとも、父が頭を撫でないのは、背の低い父では撫でにくいからなのかもしれないが。
集会場の中へと促されれば、素直に従う。
その後は真っ先にユーディットのところへと駆けて行き。彼が包丁や火を使っている状況でもなければ、嬉しさのあまり抱きついたりなどしてから、伯父が見つかったという報告をするのだろう]