[ロミの考えは言葉から推測するのみ。
彼女の真実は彼女の中にあると思うけれど――
月色の獣は占い師だからという理由だけで無いと思う。
子供であるが故に抑えきれなかった憤りのようなものも
聞こえてきたそれからは感じられたような気がしたから]
――――。
[アーベルは良かったと言った>>254が
獣はそれを良かったとは思えない。
答え倦ねた先に聞こえた言葉に、は、と息を吐き出した]
似た境遇の、俺に己を重ねただけだ。
俺がお前を選んだように
あのこは――ちゃんと別に大切があっただろうからな。
[同胞はカヤを選んでいたのだと思う。
だから大切は自分には当てはまらないのだと軽くわらった*]