― パソコン室へと向かう2F廊下 ―
うう……心臓に悪い……
[諏訪と離れて、また高峰と二人、廊下を歩きながらぼそりと呟きを零す。
それを聞きつけた高峰が諏訪のフォローをするのに小さく頷き]
そう、なんでしょう、ね……でもだからこそたちが悪いと思いませんか。
本心だからって言われても……うう、身の程知らずに高嶺の花に手を出す羽目になりたくないです……
[だがしかし、そんな諏訪のおかげで学校の異常な雰囲気から気がそれているのも事実。
はぁ、とため息をつく桜子には高峰はがんばれ、と他人事のよう、というか他人事だった。
パソコン室へと向かう途中、学長の姿を見かけることがあればちょっと足をとめて]
せ、先輩、あそこにいるのって学園長です、よね?
[と、高峰に問いかける一幕もあったかもしれない**]