ってかなんで未だに仲良くなったかわからんのだがな
[単に自分は裏側で大工仕事やら警備仕事やら後は楽器を扱う人たちに混じって教わったり、金勘定してただけなんだが]
…ま、恨むのも…哀しむのもやめとくぞ…どうせ望まんだろうし、俺には似合わんよな?
ってか、ちゃんとお義父さんっていえばよかっただろ。…ま、二人ともそんな不器用なとこがちゃんと親子だったから気にするな。少なくとも俺の家族よりはずっと家族らしい
[思えば、あそこにいるとき。ああ、これが普通に生活する家族なのだろうと肌で感じたのだったか。第二の家族といえるだろう]
ローザ。お前は楽団で引き取るらしい。ってことで、やっぱこれはもらってく。ああそれと、一人で楽団に顔出すとはいってないんでやめとくから
[懐に手を入れ結ってまとめた髪に一度触れて、荷袋を背負いなおす。どう思われてるかも知らない。ただの自己満足による自己整理もついた。]