クロエ。布団の用意ができたら、側についててやれ。[カヤに駆け寄る黒髪の少女にそう声をかけると、丁度幼馴染の拾ったという少女が自衛団員に叱りつけられたところで。肩を掴むその様子に眉を寄せると、制止する為に手を掴んだ]…そんなに、怒鳴ることはないだろう。子供の興味が、話よりも美味いもんなのは、仕方ない。