[飛びたてた、との言葉に、ふ、と表情を緩め]
そっか……なら、いい。
[静かに言って。村が、という言葉に肩を竦める]
……そうかも知れん。
俺も、ここから逃れようとして、でも、こうやって戻ってきた訳だし……な。
[ちらり、視線を落とすのは右手。
それから、視線は再び、琉璃へと向いて]
……だーから、改まってそんな事言うなってのに。
言葉で飾らなくていい。
俺たちは、お互いに支えあえる存在。
それは確かで、これからも、変わらない。
……そんだけ、だろ?
[言いつつ、浮かべるのは。幼い頃と変わらない、悪戯っぽい笑い方の、笑み]