[全力出し切って地面に倒れ、眠気を感じて目を閉じる。
寝るんじゃないわよ、と白猫に頬を押されるものの肉球の感触は逆効果で。
このまま眠ってしまいたいと思ったのだがそうは問屋がおろさないらしい。
頬を押すぽにぽにとした感触がちくちくと変わったので、渋々といった態で目を開けると白猫から呆れと怒りの入り交じった様子が見てとれた。]
なんだよヴァイス、何怒っ…
[怒ってんの?と問おうとしたが、白猫から怒涛のお説教にそれは阻まれた。
何で迎えにこないのかと心配してたのに、から始まったそれは、戻ってきたのにも気付かないなんてどういうこと、とかそもそも私達より手合わせ優先するなんて、とか[14]分程口を挟む間もなかった。]