[甲高い音が響く中、返った言葉にはクツリと哂うだけで]別にアンタは標的でも何でもないしネェ。少しばかり一緒に踊ってくれればそれでいいさ。[フワリと立ち上った香は神経を昂らせるように漂う]どちらでも構わんが……誘ったからにはこちらから手を伸べようかい。[言葉の通りに手を振り出す。シュと風を切り、刃となったリボンが剣握る手へと伸びた]