─ 宿屋 ─
ともあれ───僕達には、選ぶべき一人を選ばないと言う選択肢は無い、と言うのは確実なんでしょう。
力を持つ者が出る出ないに関わらず、ね。
[言って、虚ろな瞳を僅か、細める。
力ある者が表に出ず、頼れないのであれば。
僕にはそれしか方法は、ない]
面倒事だけれど、団長さんにとっては村を護るのが第一でしょうから。
多のために少を犠牲にする覚悟は、出来ているのだと思いますよ。
喩えその後、非難され、詰られようとも、ね。
[オトフリートの溜息交じりの物言い>>262には、どこか達観したような言葉を返した]