─ 談話室 ─[周りにあまり気を使えない程にはマテウスも余裕は無かった。談話室を出て行く者に向ける視線は無かったが、娘を気遣う者達>>261>>265には感謝の視線を向ける。食事についてもありがたくエミーリアの手を借りることにした]行くか。[自分の足で立ったイレーネの手>>268を左手で取り、談話室の出入口へ。自分の手とは異なる、小さく滑らかな手。腕に掴まらせ、支えながら歩き出す。娘がマテウスの掌に触れることがあれば、先程の作業で擦り切れた肌に気付くことが出来るだろう]