─ 宿 ─
俺もたまたま、深い縁がある相手がそこに所属してたから聞けたわけで。
……外に出せない機密は多いと思うよ、あの集団。
[秘密云々>>259にはこう言って、ふと視線を遠くに彷徨わせる。
結社に関わりがあったとか、入社試験とか。
この辺りは、友にも話してはいない領域なのだが、そこらはけろっと抜け落ちていた]
あー、まあ、そーだねぇ……って、あ、そうそう。
[何もせずに、という言葉にふとある事を思い出し、持ってきた鞄を開けて]
こんな時になんだけど、昨日の頼まれ事。
この、栞挟んであるページに、薬効とか使い方とか、色々と載ってるから。
[出した本と、昨日預かった葉をリーゼロッテに差し出した]