……ごめん、俺、役職口に出せるほど、図太くない。
でも、大丈夫。諏訪は、俺が守るもの。
[諏訪によぎった翳りには気付かず、決意を込めてつぶやく。ポケットの中の紙を握りしめながら。]
(守る力……狩人)
[諏訪は狩人ではない。しかし、失望はしなかった。
占い師とは対照的に、最後まで村に残って狼をけん制しなくてはいけない、村の要。
精神的疲労は占い師のそれより上だろう、少なくともゲーム上では。]
(最後まで生き残る、村側の役職……)
[眉間にしわを寄せる。
いま、誰かのイメージが頭をよぎったから。]