― イライダの家 ― ……おいし……[イライダの家で、お茶を飲む。 この日、初めて食べ物を口にした。 お茶を飲むだけでも気持ちが落ち着き。 キリルやイライダとの会話ですこし笑顔も戻った。 静かにクッキーばかり食べるロランに] ロラン、そのクッキー好きなんだ。 ――甘くないほうが良かった?[今迄お菓子を差し入れていたときは普通の甘さで。 嫌がられた記憶はなかったけれど、もしかして言えなかったのだろうかと首をかしげたりもした]