うん、大切な、幼馴染。[繰り返すように琉璃に言って。行かなきゃと言う言葉には、寂しげな表情を浮かべる]もう、こうやっては、会えない、のかな…。でも、見ていては、くれるんだ、ね?…たまに、会いに来る、よ。私からは、琉璃が、見えないかも、しれない、けど。さよならは、言わない、よ。また、ね、琉璃。[僅かに涙が浮かんだ笑みで琉璃を見つめる。その姿は徐々に掻き消えていって。ついには溶けるように消えてしまう][丘に聳える桜は忌まわしき記憶。しかし今は、大切な者の記憶ともなり得る]