[ベルが治療を施すのを見守りながらも、普段身をもって知っている為にあの軟膏沁みるんだよなぁ…とか思ったりしつつ。
程無く治療が済んだのを見るとようやっと安心したように表情を和らげたものの、ベッティから私の方が悪いから、と言われるとソレは違うだろ、と眉を寄せて。]
あんたが上から落ちてきたのは罠のせいだろ?
ボクの場合はボク自身のせいだからね、どっちが悪いっつったらボクの方だろ。
そもそも女の子に怪我させること自体有り得ないよ、ホントごめん。
…って、ベル先輩の腕が良いのは充分知ってますから!
[その特性自体も知り過ぎる程知ってはいるわけですけども。
話題転換しようとした彼女の意図に気付けば、申し訳ないと思いつつこれ以上はかえって迷惑か、とも思いそれに乗ることにした。]
あぁ、カル姉なら…ヴァイス。
[そういって白猫の名を呼ぶ。
茶虎にカルメンの安否を問えと言外に聞いているのが伝わるか。]