――蛍子先輩……ほんとうにゲームとして始めなきゃいけないのなら……
占い師や霊能者にはまだ、黙っててもらったほうが、いいのかもしれませんね。
だって、ネットと違う。
BBSで皆の発言を時間をさかのぼって確認なんて、できない。
――離れている間に、なにがあっても解らない……それが、恐い、です。
でも――だからといって、みんなとひとつのところに固まってるのも……恐い、です……
[パッションで狼をあてられるのはきっと、ログに残った矛盾に無意識に気づくから。
こんな混乱している状況で、その場にいない話なんかわからない状況が、ものすごく恐い]
蛍子先輩……先輩は、信じていいですよね……
[すがるような、そんな言葉が溢れたときに、演劇部部室の前へとたどり着いた**]