――…ソファで構わないなら。
[アメリアの声に応じ、一度荷をその場に置いた。
革の手袋したままの男の手が眠りにつくローザを抱き上げる。
眠りを妨げぬように静かに歩むが心配は無用か。
近場にあるソファにたどりつけばアメリアへと顔を向け]
それ、こっちに持ってきて。
[枕代わりにしていたクッションを示せば
アメリアがソファの片側に置いてくれよう。
クッションの置かれた場所にローザの頭が重なるよう下ろし
肩と膝裏からそっと腕を引きぬいた]
後は頼むよ、アメリア。
[ローザの事を彼女に託し、その場を離れる]