[安堵の色を見せるフォルカーに>>267
少女は淡く笑みを浮かべる]
――…。
[御伽噺の中で守る力ある者が占い師を守り
あの一場面に至ることになったのに欠かせぬ欠片があった。
力を持たぬ一人がさりげなく守り手であるかのように振る舞い――。
そんな存在が御伽噺の中にあった事を
幼い頃から共に過ごした彼は覚えているだろうか。
ゲルダの言葉>>272を肯定するように、一つ頷く]
……ん。
守ってくれと言えなくてもね
守らなくていいなんて言わないで欲しい。
[“守られている可能性があれば容易く手を出せないだろうから”
思考は母が使う手振りとなり零れるがそれをみとめた者が居たかは知れず]