だあって、考えたって、答え出ないじゃない?
[最初から考えてない猫獣人は、気楽に言い放った。
右は再度、盾で止められ、左には手応えが返る]
そーそ、世界は広いし、生き残るためには戦わないと、ねぇ。
[軽い口調は、そこで途切れる。
オーバーアクションの一撃の後、こちらも体勢は不安定。
立て直すための距離を取るために、蹴り一発入れて後退、と。
余計な事を考えたのが悪かったか、不安定な肩に銀の刃が落ちる。
短剣を返して凌ぐ暇はなく、後ろに倒れこむ事で往なそうとするが間に合わず、剣は右肩を切り裂く]
ったあ……。
[痛みに顔を顰めつつ、それでも、追撃される前に、とそのまま倒れこみ。横に転がって、距離を取る]
あいたたた……んー、短期決戦じゃないと、アタシがきついかな?
[小さな声で呟くと、膝を突いた姿勢で少女の様子を伺う。猫の瞳が、鋭さを帯びた]