―厨房― 本当に少しだけ、なんだけどね。[羨ましい>>265と思って貰えるようなほどではないと少しだけ慌てたように言葉を添える。大事な話と聞こえればそうかもしれないと頷き] 誰かしら。 シスターではないと思うけど。[ピアノの奏者が此処に来ているとは未だ知らずちらと過ぎるものがあるもその名前を出すだけの自信はなかった。ピアノの音が止むと風の音に意識がいく。窓がガタガタと鳴るを聞き、ふと外を見遣る。少し前までは明るかった空は曇り次第に崩れてゆくよう。]