[ぼんやりする頭を必死に回転させようとしたときに、真崎に声をかけられる。>>270]
だいじょうぶ……いや、ちょっと、だめかも。
(いぐにすは、どっちなんだ)
[信頼したい。気心しれた芝同盟の相方だ。だが彼が人間だという確証はなかった。]
ていうか、さ。
春って、漢字使うの、三人も、いるって、どういうこと。
まぎらわしいと、思わない?
もし、ネタ村だったら、俺、春ローラーしようぜ、って、言うね、絶対。
[肩をすくめながらそんな軽口をたたく。
アズマにしてみれば最悪の冗談だ。
もし自分が人にこんなことを言われたらふざけるなと激高する。だけど、自虐的に言えば軽口にもなるだろう。
そうして、諏訪のもとへと戻った>>264**]
―回想・了―