― 広場 ―
[広場を通るときに、なにかを摘んだようなレイス>>258が立ち止まっている姿が見える]
レイスさん。
[幼馴染の兄に声をかけたのは、今日お世話になることを伝えようとしたから。
小さな白い花飾りは、レイスの手に隠れてここからでは見えなかった]
キリルが泊まりにおいでって行ってくれたから、今日お邪魔しようと思うんです。
お礼にちょっとしたものもっていこうと――え?
[こちらに気づいたレイスに、ぎこちなくでも笑みを浮かべていつもどおりに話しかけ。
けれど、彼が手にしたものを差し出してくるのに言葉が途切れ]