― 回想/宿直室 ―
[春の纏う重い空気>>262
其れは同級であった響の死と疲れによるものと認識していた。
彼の身体が弱いことを知っていたし
何より諏訪佑一郎は未だパソコン室のディスプレイに映し出された
不穏なシステムメッセージを自らの目で見てはいないし
二日目の、響に対する其れも知りはしない。
春の厚意>>263に甘えタオルで水気を拭き取り]
ン、こっちこそ、ありがと。
……って、これくらい大した事じゃないし。
春は、さ、もっとボクを頼ればいいよ。
ボクが無駄に体力あるのは知ってるだろ?
[ゆるく微笑みながらタオルと毛布を交換すれば続く声に返すは軽い声]
はは、道着姿なんて見ても愉しくないと思うけどね。
― 回想/了 ―