― 配電室 ―[誠と春陽から少し遅れて配電室へと入ってゆく。配電盤へと歩みよれば観察するような眼差しを其方に向けた]ブレーカーが落ちてるわけでもない、し漏電遮断器の方も問題ないし配電遮断器も問題なし、と。[一つ一つ指差して確認の声を紡ぎ]荒らされて配線が切られてるわけでもなさそうだね。[埃を被ったネジからは誰かが中を弄った可能性も否定されるか。誠と春陽が確認するのを待ってからその見解を聞こうと二人に視線を向けた**]