く……は………
[乾き漏れる口からの空気は次第に笑みに変わってゆき、同僚の胸倉をぐいと掴んだ。
死んだ身では、サイボーグとしての力は失われていたか、それでも女の身以上に掴み上げて。]
あ…ははは…あははは!!
嫉ましいばっかりで、ちっちぇえ男ね!
手に入らないからって、駄々ばかりこねてるガキみたい!
[兎のような赤い目と、薄茶の瞳が冷たく射抜く。]
恨み言いうなら、いくらでも言いなさいな。
だけど、もう私たちには何も出来ない。
生者に好きなだけ毒吐いて、自分の魂まで黒くして、無駄な時間過ごしてんじゃないわよ!
[吼えた。]