助けて、くれたの、かな。[ベッティの代わりという訳ではないのだろうが、自衛団員に連れていかれる赤毛の男をぽかんと見送った後、ぽつりと。だが、すぐにベッティが投げ込まれたことを思い出してライヒアルトに彼女の手当てを、と頼んだ。]ベッティ、朝ご飯のしたくなら私でも手伝えるから。無理しちゃダメだよ。[ゲルダの背を撫でながら、男勝りで女の子らしい幼馴染を心配して見つめた。]