[エーリッヒの紡ぐ伝承という言葉にピクと肩が震える。役目を終えたとばかりに宿から出ようとする自衛団員に]私達だけで何とかしろ、と……?こどもや団長のお孫さんは……さすがに容疑者から外すべきではありませんか?[そう言い募ってみるけれど首を振り一蹴されるだけ。歩み寄るライヒアルト>>273の気配にふと其方に顔を向けた]――…ただいま、ラーイ。[十字架を握り締めていた手が緩みライヒアルトの服の袖へとその手が伸びる。不安な時に誰かに触れたがる癖が出たようだった]