― 宿屋 ―
[自衛団員からの通告>>#0は一日に一人処断するというもの。
自衛団長>>1:193の遺志が団員に受け継がれるように
方針は変わりなく容疑者である少女にも伝わる。
それを聞いたゲルダの呟き>>261に少女はゆると目を伏せた]
――…。
[は、と零れる溜息まじりの吐息。
頭の中で状況を整理するつもりが
知らず言葉となり小さく小さく紡がれる]
見定める者の可能性があるゲルダさんは一先ず除外。
ゲルダさんが人間と言ったアーベルさんも同じく除外。
[少女が今、指差すべきではない者。
口にした二人以外では愛称を呼ぶほどに親しいフォルカーも
少女は頭の中で除外している]