─ 聖堂 ─耳触りなんてとんでもない。素晴らしい演奏でしたよ。……おや?[奏者である彼女へと称賛を送り近づいていくと彼女の顔に見覚えがあった。あれは確か2年か3年前の都でのことだったと思う。]もしかしてウドヴィルさん?もし人違いだったら失礼、ピアノ奏者のオクタヴィアン・ウドヴィルではないですか?これは不思議な縁だ。あ、失礼。レナーテ・ソレルと言います。あなたの演奏会を何度か警護したことがある。