[目にのこる深い青。 意識は保っていたはずだったけれど、少女を後ろから波が襲う。 慌てて逃げる拍子に、脇に生えた海草に腕を傷つけられ、海から上がってむせた。] うぁ…… あんなの、ひさしぶり……[くたりと座り込み、タオルを体に巻く。 そうしてしばらく、体を落ち着けていた。]