ふっ。[吸い込んだ息を吐き出す。僅かな脱力感を払うように首を振り]ライヒは闇と仲が良いのだね。それなら。[もう一度息を吸うと唇の端を軽く上げ]――光り輝く小さな友、彼の手を打って![天へと向けた指先に、ふわりと光球が浮かび上がる。同じ指をライヒアルトに向ければ、光球は一直線に彼の右手へ。たとえ小さな衝撃でも、直接届けば何がしかの影響は出るだろうと]