[本当は彼女の傍を離れるのは心配だったけれど。幼馴染達や宿に居る者に視線を向けて微笑み、ゲルダの髪を撫でた後そっと離れた。]大丈夫。すぐ戻るよ。…触らないで。引っ張られなくても一人で歩ける。[そういって微笑むと、自分を連れていこうとする自衛団員の手を拒んで自分の足で宿屋を出、詰め所へと向かった。]