オトフリートさん、図鑑、お借りしてもよろしいでしょうか?
[持って来ているのであれば今借りるとオトフリートに申し出て。
共に二階のオトフリートの部屋へと上がり、図鑑を借りた。
ずしりと結構な重さだったけれど、どうにか一人で下まで持ち運ぶ。
その姿がふらついて見えたのは、恐らく気のせいではない]
[そのまま席へとついて、図鑑をぱらりと捲る。
精巧なディテールで描かれた動物達の絵。
僕が描く場合はこんなにも細かくはならないけれど、細かく描かれていて不便と言うことはない。
しばらく絵を眺めて、あるページで手が止まった]