―集会場・広間―……8人か。[暫く後に、もう一度確かめるように口にする]あのショップのおっさんも、ねこかってたばあちゃんも、うちのまえ通学路にしてた子たちも、……それにカルくんも。みんな、いないんだってさ。[彼の死因を知る筈のアヤメは、如何な反応をしただろうか。視線はそちらには向かず、モニターばかりを見つめていた。構わず続けるその口調はただ、彼らを悼むにしてはあまりに淡々としていた]