─小屋前─[柄に刻まれしは紋様。言葉は刻まれてはおらず。それは手が触れた柄以外にも、鎚部分以外全てを装飾する様に施されている。その辺の武具屋で売っているようにはあまり見えなかったろう。] さっきも言いましたけどぉ。 私、結構やりますからね〜。[言い、柄を掴む。が。レディアが掛け声と共に炎纏い駆け抜ける時に、戦鎚は振るわれる事はなかった。身を傾け、利き手と逆側を駆け抜けれるのを、ただ回避するだけ。炎の熱気が、黒髪と服を煽り靡かせる。]