[扉に背を向けてはいたが、姿見の方を向かっていたので、扉を開けたのが誰かはわかった。背中が見えたままの姿勢で座り込んでいれば、扉の向こうから聞こえた声に]お、伯父上〜……[と、驚きのあまり泣きそうな声で応じた]