─ クレメンス達が戻る前/広間 ─あと。ギュンターおじいちゃんが、神父様と同じところに、行かれてしまったの。[黙っていても、既に彼女も自分達と同じ檻の中にいるのだからいずれ判る。けれど、直接の言葉を口にするのはやはり憚られて、遠まわしな言い方になった。ベアトリーチェに伸ばした手は、労わる仕草で髪を撫でる。ローザの声>>207が聞こえるまで、それは止まることはなかったが。]ローザ、それって…[どういうこと、と問おうとしたけれど。]