─宿屋・食堂─え。イレ姉達まで、なの?[濡れタオルを手に戻ってくるとカルメンやイレーネ、ゼルギウスの姿まであって。他はともかく身重のイレーネまで呼び出される理由が解らずに不可解な表情を浮かべた。挨拶をされれば、思い出したように慌てて挨拶を返し。]ゲルダ、お待たせ。ちょっと冷たいかもしれないけど、驚かないでね。…あ、ライ兄。お願い。[ゲルダの手に濡れタオルをあてると、ライヒアルトの手当てに任せることにした。]