―→空き教室―
[二人でと、ハルエの言葉に頷き、皆にはボクから]
ちょっといってくるね、だいぶ彼女参ってるみたいだから。
[ハルエの様子を見れば、皆も納得するだろうか?ボクと知り合いであることを知らなければ不思議に思う人もいたかもね?
二人で少し離れた空き教室に入り、迷いながら切り出された突然の言葉、矢継ぎ早に続く言葉]
えっと…、宮町さんちょっと待って。
[尋常じゃない様子に戸惑うのは少しの間で、それからハルエの両肩を手で掴みじっと見つめる]
そう聞かれて、正直に狼って答える人はいないと思うよ。
[最初に返すのは一般論]
でも、宮町さんがボクに包み隠さず、偽りを捨てて教えてくれるなら、真実を教えてくれるなら…
ボクはその色を見極めさせてもらって、問題ないと思えるのなら教えることはできるよ。
[それは役職に限らないことを、ハルエには連想させてしまったかもしれない。ボクにそのつもりはなかったんだけどもね?]