…う……、[返って来たのは強いひかり。きつく眉寄せた向こうの、問い詰めるような蒼の双眸。それへ、思わず言葉を詰まらせた。そうだろうかと思い、それしかないと思った。けれどやはり人狼は御伽噺の中の存在とも思えるし、何故自分にその力があるのかなど、説明はしようもない] …、うん。 でもそんなこと、考えたこともなかった。 だから夢だと…思って、いたんだけど…[ベアトリーチェの痣を見たときに、予感は確信に変化した。それでも問われれば、やはり間違いだったかとも思えてくる]