[先端が宙に浮いているにも関わらず、ぶれることなく静止する重量物。>>291 圧倒される、けれど口の端には微かに笑みが浮かんでいた] お前の言う通りだ。 これはなかなか――[一閃の動きを視界に捉えつつも、体の動きは止まらない。 可能なら、アーニャの背後へ駆け抜けるまで] だが、こちらも――まだまだやれる![相手側にある脚を強く地に踏み込むと、それを軸に勢いを殺さぬまま体を回す。 反対の脚は、相手の胴を薙がんと狙う中段蹴り]