飽きるほどにされてたのかい?誰に飼われていたのやら。[揶揄い哂う。掌へと潜る感触が届き、軽く唇を舐めた]おやおや、それは。[酔狂な、と続けかけ、伝わる感覚の変化にスッと目を細めた。引くよりも早く握り込まれたそれを、力抜いて柔布へと戻し]ハッ。[手を離すよりも相手の方が早い。引かれるままに距離を詰め、若干苦しい体勢のまま跳ぶ]そうくるとは、ネェ![もう一本は撓らせぬまま握って。至近となった位置で下から上へと振るう]