[何かが、ではなく誰かが近づいてきている事は感じたものの、視界に入ってしまった怪しげなロープから目が離せずに足を踏み出す。見覚えのあるようでないような人物が視界の端でベッティと再会を果たしているらしき様子を感じつつも罠の誘惑はとまらない。そのままロープの真下に行き、止める間もなく引っ張った。]・・・あらら、やっちゃったな。肉体労働は向いていないんだけどね。[手の中のロープが消えた途端、周りを囲む雑魚30匹。双子導師に借りた魔道具はどこかなとポケットに手を入れた。**]