[これでもう、『鬼殺し』をする『人』は全て死んだ。
ふたりで「一緒に」「生きて」「勝った」。メーフィエはそう理解した。
だから、アレーナ>>177の宣言にも、こくりと頷き掛けて――。]
―――――…アレーナ、
[彼女から告げられた響きの色は、まるで己を突き放すよう。
メーフィエは言葉無いまま、ただ彼女の方を呆然と見詰めた。
幾許かしてから、漸く、口を開くことができた。]
そう、だね。
あたしは、「人」なんだ。
だから、こんなところに居ちゃいけない。
[「物分りがいい」メーフィエは、「仲間」だった彼女の言葉を、受け入れた。]